ソフト開発の流れ

  1. 要件定義

  2. これから開発するソフトウェアで何を実現したいかを明確化する工程です。 当然ながらベースとなる情報は、お客様サイドでお持ちのはずですが、 第3者に対して理路整然と説明できるだけの明確な完成イメージを持たれていないケースは多々あります。 また実現したいことは明確でも、技術的側面が考慮されておらず、そのままでは実現が困難な場合もあります。

    そこで、弊社のシステムエンジニアがお客様の要望を詳細にヒアリングし、技術的要素を考慮した上で ソフトウェアが満たすべき要素を抽出します。

    例)顧客管理システムの構築

    お客様の要望 会社概要、担当者、訪問および通話履歴、受発注履歴の各項目について、登録、編集、閲覧、検索機能を設けたい。
    要件 構成に関する要件
    • サーバーPCを新規に1台手配し、DBMSおよび専用ソフトをインストールする。
    • 従業員が各自所持するPCをクライアントとし、サーバー上の専用ソフトを起動する。

    ソフトに関する要件
    • データベースに登録可能な項目は、「会社概要」「担当者」「訪問履歴」「通話履歴」「受発注履歴」の5つとする。 また個々の項目の詳細はXML形式で保持する。
    • 搭載される機能は「登録」「編集」「閲覧」「検索」の4つとする。
    • 各機能毎にGUIを作成するが、デザインはプログラマの裁量で決定するものとする。


  3. 設計

  4. 前工程でまとめられた要件を元に、細部を決定していきます。 アウトプットは、設計仕様書となり、弊社で管理する他、お客様にも提出いたします。 なお仕様書を作成しないことを前提にして低価格を謳う開発会社も存在しますが、 数日で開発が完了し、ソフトが使い捨てであるような案件でない限り、そのような体制はお勧めできません。


  5. コーディング

  6. 設計された内容に従って、プログラムを構築します。 この工程はプログラマ(PG)の担当となりますが、SEが自ら行う場合もあります。


  7. デバッグ

  8. 作成されたプログラムの動作検証を行い、不具合があれば修正します。 SEが動作上の要点となる項目を抜出し、チェックシートに記載します。 テスト担当者はチェックシートに沿って、項目を1つずつチェックしていきます。 ここでの検証作業はソフトウェアの品質に大きく影響しますので極めて重要です。